やりたいことを見つけるには?

この記事はかなり主観的ではありますが、「やりたいこと」が見つからない方にとって、少しでもヒントになればと筆をとった次第です。

 

20代・30代のみなさん、やりたいことはありますか?わたしはラーメン屋さんでアルバイトがしたいです。あとマクドナルドでもアルバイトがしたいです。さらに、お笑いの養成所に入ってコンビを組んで舞台に立ちたいです。

 

しかし、今は家庭もあるし、なにより上記のことを仕事にして食べていける自信がないので、日々やりたくない仕事をやりたいようにできないかな?と妄想しながら、ただ時間が過ぎるのを待っています。いつから「やりたいこと」がなくなったんだろう…

 

まず、就活を始めると自己分析をして「やりたいこと」を探すところからスタートします。そして多くの人が無理やり型にハメて「やりたいこと」が志望先にあることにします。それをエントリーシートや面接などで披露するわけですが、それは「やりたいわけではないけど、入社するために『やりたいこと』と言って試験に通りそうなやりたいと思い付いたこと」なのです。

 

なぜこんなややこしいことになるほどに、私たちは「やりたいこと」が無いのでしょうか?

 

それは時代のせいです。時代のせいにしましょう。私たちは悪くないのです。

 

35歳以下の人間は、バブル崩壊後の日本しか知りません。夢を描けない世代なのです。そして簡単に夢を描いて楽しめそうな仕事はバブル世代に食い散らかされています。

 

あの人たちは良い時代を経験しすぎて、ちょっとどうかしているので、後輩においしい仕事を残してあげようと思い付くことはできません。

なので、我々が選べる仕事には「やりたいこと」はほとんど残っていません。

 

そして、「やりたいこと」が重要であると、声高らかに押し付けてくるヤツらもいます。それは氷河期世代の残念な先輩方です。彼らは幼少期や青春時代をバブルの中で過ごしました。「大人になったらどんな楽しいことが待ってるんだろう!」しかし社会に出るとそこにはバブル世代達に食い散らかされた、ハロウィン後の渋谷みたいな光景しかありませんでした。社会に出れなかった人も少なくはありません。

 

そんな彼らが、ようやく景気がましになって、それなりの役職について「やりたかったこと」を実現しようとしています。なので、みなさん若者に偉そうに「ウチで何がやりたいの?」なんて聞いて、机の下でfullボ○キしているわけです。

 

ちなみに氷河期らがやりたいことは、システムを入れることです。余りに寒すぎて脳の一部が凍傷になっているので、バカのひとつ覚えみたいにシステム化をゴリ押ししてきます。それも仕方ないことです。バブル世代に面白そうな仕事はあらかた食い散らかされているので、バブル達の苦手なIT系しか、やることが残されていないからです。

 

氷河期ちゃん達はバブル世代のやってきた仕事をシステム化して、「やりたいこと」をやった気になっている、かわいそうな人たちなんです。せめてOB訪問してきた後輩の前では「ウチで何がやりたいのぉ?」と言わせてfullボ○キさせてあげてください。種夫からのお願いです。

 

以上をまとめると、私たちはの「やりたいこと」は上の世代が苦手なことになってきます。というかそれしかもうありません。バブルの食べ残しです。そしてそれらは本当に「やりたいこと」ではありません。上の世代が苦手としていて、残っている仕事の中からやれそうなことなのです。そして、志望先では、まだやれていないこととなります。(もう社内でやっていたら、それをやりたいあなたは必要ないので…)

 

そしてこれを就活中にハゲるまで悶々と考えないといけません。でないと、就業中にトイレにこもってスマホをいじって時が過ぎるのを待ったり、やりたくない仕事をハゲながら40年くらいやることになりますよ。

 

でも安心してください。どんな会社でも、S&P500に収入の3割を投資すれば電通マンくらいの金持ちにはなれますから、会社の規模とか収入には、そこまでこだわる必要はありません。