この記事の趣旨
インターネットで調べたところ、日本で投資をしている人は1,400~1,800万人くらいと推測されています。
私はこの人数を「意外と多い!」と思いましたが、周りで投資やお金の話をできる人はほとんどいません。日本ではお金の話をするのはあまり良いこととされていないように感じます。
しかし、私は複利というものがいかにすごいかということを声高らかに叫びたくてこの記事を書いてみました。
条件
毎月1万円を月初に投資することにします。利率はバフェット太郎さんの記事からS&P500の1957-2003年のパフォーマンスである”年利11.18%”としました。これを√365した値(≒日利0.029%)を毎日掛けていくことにします。簡単化のため、うるう年は考慮していません。
毎月1万円なら外食の回数を減らしたり、コンビニでの買い物をやめたり、格安SIMにしたり、1日350円を積みたてることで拠出できるので、誰にでも実践できるはずです。
10年後までの結果
日付 | 残高 |
---|---|
2017/01/01 | ¥10,000 |
2018/01/01 | ¥137,179 |
2019/01/01 | ¥278,576 |
2020/01/01 | ¥435,781 |
2021/01/01 | ¥610,706 |
2022/01/01 | ¥805,043 |
2023/01/01 | ¥1,021,108 |
2024/01/01 | ¥1,261,328 |
2025/01/01 | ¥1,528,816 |
2026/01/01 | ¥1,825,798 |
2027/01/01 | ¥2,155,983 |
毎月1万円なので、1年で12万円、10年で120万円を投資することになります。簡単にいうと、S&P500に投資すると、10年で月額の215倍の資産が築けるということです。ちなみに年利0.01%の定期預金だと10年後に121万円くらいになります。
大卒から定年までの結果
皆さんはこの10年の結果をどう見ますか?元本割れのリスクを取るのに、いまいちだなと感じるかもしれません。自分が仕事をして稼いだ大事なお金をアメリカのよくわからない500社に分散投資することに気がすすまないかもしれません。
しかし、この地道な毎月1万円の投資を愚直に22歳から60歳定年までやったらどうなるでしょうか。
日付 | 残高 |
---|---|
2017/04/01 | ¥10,000 |
2022/04/01 | ¥804,747 |
2027/04/01 | ¥2,155,180 |
2032/04/01 | ¥4,451,152 |
2037/04/01 | ¥8,351,453 |
2042/04/01 | ¥14,979,031 |
2047/04/01 | ¥26,240,953 |
2052/04/01 | ¥45,390,991 |
2055/04/01 | ¥62,802,504 |
定年までの辛い仕事人生もエクセルで見ると儚いものに感じます。
さて愚直に毎月1万円をS&P500に投資したところ、とてもうれしい退職金を手に入れることができました。ちなみにこの方が投資した元本は年12万円×38年=456万円です。
大卒から平均寿命までの結果
さらに粘り強く、日本人の平均寿命である83歳まで投資を続けるとどうなるでしょう。
日付 | 残高 |
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2055/04/01 | ¥62,802,504 |
2060/04/01 | ¥107,536,558 |
2065/04/01 | ¥183,520,205 |
2070/04/01 | ¥312,636,020 |
2075/04/01 | ¥532,037,120 |
2077/04/01 | ¥658,107,813 |
…家族のためにも遺産相続は計画的にやりましょう。